英語で「選ぶ」と表現する際に皆さんは、どの英単語を思い浮かべるでしょうか?
「select」、「choose」、「pick」などを思い浮かべる方も多いですよね!
ただ、「select」、「choose」、「pick」の意味違いやそれぞれの正しい使い方をご存知でしょうか。
それぞれ似たような意味を持つ英単語なので、意味や使い方がゴチャゴチャになっている方も多いかと思います。
今回は「select、choose、pickの意味違い」や「それぞれの意味と正しい使い方」を解説していきます♪
この記事を読めば、正しく3つの単語の違いを理解し、正しく使い分けることができるようになります!
select / choose / pickの意味の違い
早速、「select」、「choose」、「pick」の意味の違いをご紹介します。
・select:選択肢の中から慎重に選ぶ。
・choose:自分の希望するものを選ぶ。
・pick:直感的に選ぶ。
3つともに同じ「選ぶ」という意味にはなりますが、ニュアンスが異なることが分かりますよね。
同じような意味ですが、しっかり理解してシチュエーションごとに適切に使い分けることが重要です。
ただ、これだけだと少し分かりづらいかと思いますので、詳しく各英単語の意味やニュアンスを解説していきます。
selectの意味と使い方
selectは動詞で「選ぶ」という意味で、ニュアンスは「様々な選択肢の中から慎重に最適なものを選ぶ」という意味になるので覚えておきましょう♪
今回の3つの単語の中で最もフォーマルな表現になります。
「様々な選択肢の中から慎重に最適なものを選ぶ」ということになるので、通常リストなどが用意されていて、候補や選択肢の中から選ぶ際にselectが使われます。
例文
Please select your language.
(言語を選んでください。)
この例文の場合は、複数の言語の中から自分の最適な言語を選ぶので”select”を使います。
例文
Tokyo has been selected for the venue of the Olympics.
(オリンピックの開催地は東京に決まりました。)
この例文の場合は、複数のオリンピックの候補地から慎重に一番ベストな場所を選ぶので”select”を使います。
chooseの意味と使い方
chooseは動詞で「選ぶ」という意味で、ニュアンスは「自分の希望するものを選ぶ」という意味になるので覚えておきましょう♪
最も一般的に利用されていて、複数の選択肢から「より自分の考えや意見、好みに適したものを選ぶ」際に”choose”を利用します。
selectよりもカジュアルで表現で、より主観的に選ぶ意味合いが強いです。
例文
I chose her as my secretary.
(私は彼女を秘書に選びました。)
例文
I chose a necklace as a birthday present for her.
(私は彼女の誕生日プレゼントにネックレスを選びました。)
また、chooseは、”decide”に近い意味で使います♪
2つの例文を"decide"でも同じように表現できます。
decide例文
I decided on her my secretary.
(私は彼女を秘書に決めました。)
decide例文
I decided to make the necklace her birthday present.
(私はネックレスを彼女の誕生日プレゼントにすることにしました。)
selectはchooseよりも硬く、機械的な(ぶっきらぼうな)表現になるので、使い方にも注意しましょう。
例文を用いて解説します!
「今日のデートは赤色のワンピースを選びました」を英文にしてみましょう。
OK
I chose a red dress for today's date.
NG
I selected a red dress for today's date.
どちらも選ぶという意味で「chose」、「selected」を使っていますが、今回の場合は自分の希望するものから選んでいるので「chose」がより正確な表現になります。
「selected」だと、色んな人の意見なども確認しながら慎重に選ぶというニュアンスになるので、少し表現が固くなります。
pickの意味と使い方
pickは動詞で「選ぶ」という意味で、ニュアンスは「適当に、自分の直感でものを選ぶ」という意味になるので覚えておきましょう♪
pickは、「select」や「choose」よりもフランクな表現になり、慎重に選ぶのではなく、急いで選ぶ際や直感で選ぶ際によく利用します。
例文
Hurry up and pick a color.
(急いで色を選んで。)
例文
Pick a number from 1 to 10.
(1~10の中から数字を1つ選んでください。)
「pick」を使う際は、あまり深く考えずに選ぶ際に利用されるので、大して重要な事柄ではないものを選ぶ際に使います。
「pick up」もよく使われますが、pick upは「選ぶ」という意味ではなく「拾う」や「取り上げる」という意味で利用されるので注意しましょう♪
例文
I drive over to pick her up.
(私は彼女を車で迎えに行きます。)
例文
Would you mind pick up my pen?
(私のペンを拾ってくれませんか?)
まとめ
「select」、「choose」、「pick」の3つの意味の違いと正しい使い方を解説してきましたが、理解が深まりましたでしょうか。
改めて、それぞれの意味と使い方をまとめます。
ポイント
select
・意味:様々な選択肢の中から慎重に最適なものを選ぶ
・品詞:動詞
・最もフォーマルな表現で、様々なことを熟考した上で選ぶ
choose
・意味:自分の希望するものを選ぶ
・品詞:動詞
・カジュアルで表現で、より主観的に選ぶ
pick
・意味:適当に、自分の直感でものを選ぶ
・品詞:動詞
・急いでる際や深く考えずに選ぶ
意味をそのまま覚えるだけではなく、しっかりとニュアンスまで理解をしていないと使い分けることはできないので、今回解説した内容は是非覚えて、是非実践の場面でも使ってみてください♪
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